元巨人・條辺剛の讃岐うどん店が埼玉で行列を作る理由!味と評判の真相
東武東上線・上福岡駅の東口から歩いてわずか2分。ふじみ野市の閑静な街並みに漂ういりこダシの芳醇な香りに誘われると、そこには朝早くから熱心なファンが列を作る光景が広がっています。店名は「讃岐うどん 條辺(じょうべ)」。かつて読売ジャイアンツの剛腕リリーバーとして甲子園や東京ドームを沸かせた條辺剛(じょうべ つよし)氏が店主を務める自家製手打ちうどん店です。
「元プロ野球選手の店」という看板に甘んじることなく、名だたる讃岐うどん通をも唸らせて埼玉県屈指の超人気店へと上り詰めた背景には、一体どんなドラマと職人としてのこだわりがあるのでしょうか。長嶋茂雄終身名誉監督との深い絆や、本場香川での過酷な修業秘話、絶対に外せないおすすめメニューから現在の評判まで、現場のリアルな熱量とともにお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2000年代初頭の巨人を支えた剛腕・條辺剛氏が、香川の名門「中西うどん」での本格修業を経て開業した名店。
- 要点2:店内の巨大な屋号看板は恩師・長嶋茂雄氏の直筆揮毫であり、妥協のない本場の味とコシで圧倒的人気を確立。
- 要点3:朝7時からの営業スタイルで地元客から遠方ファンまで連日大行列を作り、食べログ百名店常連の高評価を獲得している。
【名球会秘話】なぜ元巨人の剛腕投手・條辺剛はうどん職人へ転身したのか?
條辺剛氏は1999年のドラフト2位で徳島商業高校から読売ジャイアンツに入団。150キロを超える剛速球と鋭いスライダーを武器に、高卒2年目にしてリリーフ陣の柱としてシーズン63試合登板を記録するなど、まさに球界を背負って立つ逸材として注目を集めました。しかし、連投による右肩・右肘の度重なる故障に苦しみ、わずか24歳という若さで現役引退を余儀なくされます。
プロ野球選手としての道を絶たれた第二の人生において、彼が選んだのは故郷・四国のソウルフードである「讃岐うどん」の世界でした。タレント活動や解説者といった華やかな道ではなく、自らの手で生地を練り、早朝からダシを取る職人の道を選んだ理由は「ゼロから一生懸命になれる確固たる技術を身につけたかった」という不退転の決意からでした。
【長嶋茂雄との絆】店内に掲げられた直筆看板と「本気の一杯」にかける覚悟
店舗の扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのが壁一面に掲げられた巨大な「條辺」の墨文字です。この力強い筆跡は、現役時代に條辺氏の才能を見出し、過酷な場面でも信頼を寄せてマウンドに送り出し続けた長嶋茂雄終身名誉監督が自ら筆を執って贈った貴重な直筆看板です。
「うどん屋をやります」と報告に訪れた際、長嶋元監督は條辺氏の並々ならぬ覚悟を受け止め、「條辺」の文字の横に自身の背番号「3」とサインを書き添えて激励しました。この看板には「巨人の名に恥じない本物の店を作る」という誓いが込められており、現在も厨房に立ち続ける店主の背中を静かに見守り続けています。
【本場・中西うどんでの修業】コシと極上イリコ出汁が織りなす本物の讃岐の味
條辺氏のうどん作りは、いわゆる有名人プロデュース店とは一線を画しています。引退後、妻の麻衣子さんとともに香川県高松市へ移住し、讃岐うどん界のレジェンドとして知られる名門「中西うどん」に弟子入り。過酷な早朝作業から粉の配合、踏み、熟成、包丁切りに至るまで、約2年間にわたり泥臭く技術を叩き込みました。
現在提供されている一杯は、香川から直送される上質な伊吹島産イリコを贅沢に使った黄金色のダシが特徴です。一口すすると、雑味のない芳醇な魚介の旨味と上品な香りが口いっぱいに広がり、打ち立て・茹でたてのエッジが立った自家製麺は、驚くほど滑らかな喉越しと力強い弾力を兼ね備えています。
【おすすめ人気メニュー】初めて訪れるなら絶対に頼むべき名物とトッピング
店内は本場香川と同様のセルフ注文スタイルを採用しています。うどんのサイズ(1玉・2玉・3玉)と温・冷を選び、揚げたての天ぷらを自分で皿に取るシステムです。
看板メニューとして不動の人気を誇るのが「かけうどん(温・冷)」と「ぶっかけうどん」です。特に麺のコシをダイレクトに楽しみたい方には、冷水でキリッと締めた麺に生醤油を回しかけてすだちを絞る「しょうゆうどん」が絶大な支持を集めています。
サイドメニューの揚げ物では、サクサクの衣に甘辛いタレが染みた「名物とり天」や、半熟の黄身がとろけ出す「半熟たまご天」、肉厚でジューシーな「ちくわ天」が外せません。ネギや生姜、揚げ玉はセルフサービスで自由にトッピング可能です。
【混雑・アクセス・駐車場】上福岡駅からの行き方と営業時間・行列回避のコツ
店舗があるのは埼玉県ふじみ野市上福岡。最寄り駅である東武東上線「上福岡駅」東口のロータリーを抜け、徒歩約2分という抜群の好立地に位置しています。池袋駅からも急行を利用すれば約30分でアクセス可能です。
専用の駐車場は用意されていないため、車で訪問する場合は店舗周辺に多数点在するコインパーキングを利用する形になります。休日は近隣の駐車場も混み合うため、電車でのアクセスがスムーズです。
営業時間は朝7:00から15:00頃まで(※麺がなくなり次第終了、火曜定休)。朝うどん文化を埼玉に根付かせた先駆者でもあり、平日の朝7時台から8時台は比較的スムーズに入店できます。一方で土日祝日の11:30〜13:30は店外まで続く大行列となるため、開店直後の朝早い時間帯や14時前後の遅い時間帯を狙うのがベストです。
【2026年現在の評判】「元プロ野球選手の店」を超えた埼玉屈指の名店としての真価
オープンから年月が経過した現在、ネット上の口コミやグルメサイトにおける評判は極めて高く、食べログの「うどん EAST 百名店」に何度も選出されるなど、関東屈指の実力店として確固たる地位を築いています。
利用者のレビューを見ると、「元プロ野球選手という前情報を知らずに食べて衝撃を受けた」「都内からわざわざ電車を乗り継いで通う価値がある」「朝からこのクオリティのうどんが食べられるのは奇跡」といった純粋な味に対する絶賛の声が大多数を占めています。カウンター越しに丁寧な声かけを欠かさない條辺夫妻の温かい接客も、多くのリピーターを惹きつける大きな要因となっています。
【讃岐うどん 條辺】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:店主の條辺剛さんは現在も厨房に立っていますか?
A1:はい。現在も條辺氏自ら厨房の最前線に立ち、毎朝麺を打ち、茹で窯の前で真摯にうどんを提供し続けています。気さくで温かい人柄も常連客に愛されています。
Q2:朝早く行かないと売り切れてしまうことはありますか?
A2:平日は昼過ぎまで麺が残っていることが多いですが、土日祝日や大型連休は客足が非常に多く、14時前後に予定より早く麺切れ終了となる場合があります。遠方から訪れる際は午前中の訪問をおすすめします。
Q3:小さな子ども連れや家族での利用は可能ですか?
A3:店内にはカウンター席のほかにテーブル席も用意されており、ファミリー層も安心して利用できます。回転が早いため、多少の並びがあっても比較的スムーズに案内されます。
まとめ:本物の技と情熱が紡ぐ「讃岐うどん 條辺」の一杯を求めて
華やかなプロ野球のマウンドから一転、粉まみれになって麺を打つ職人の道を選んだ條辺剛氏。その一杯には、恩師・長嶋茂雄氏との約束、名門・中西うどんで培った確かな技術、そして日々訪れる客への真摯な感謝の想いが凝縮されています。
ただの話題性にとどまらず、一口食べればその実力と情熱がストレートに伝わってくる「讃岐うどん 條辺」。本場讃岐の息吹を感じられる至高の麺とダシを味わいに、ぜひふじみ野市・上福岡の暖簾をくぐってみてください。 (出典: 讃岐 うどん 條 辺(Yahoo!ニュース))